独立を果たしたエンジニアの仕事内容
独立を果たしたエンジニアの仕事内容は、大きく二つに分かれます。一つは、完全に自分で仕事を作り出していくタイプのものです。これはつまり、自分で製品を作るという意味です。ゲームソフトでもビジネスツールでもWebサービスでも何でもいいのですが、誰かに依頼をされて仕事をするのではなく、自分でサービスを一から構築していくわけです。最近は個人製作のゲームが世界的な大ヒットを飛ばし、数百億円の利益を生み出したというケースも出てきています。さすがにそこまでの規模でなくても、ある程度の成功を収めることはさほど難しくありません。数百万程度の成功であれば、アイディアと実行力次第では初心者にも実現可能です。もちろんその分リスクもあります。製品がまったくヒットしなければ固定給がもらえるわけではないので大きな損をすることもあります。ハイリスクハイリターンですが、こうしたスタイルで仕事をする人も多いです。
もう一つ別の働き方もあります。自分で仕事を作るのではなくて、企業から仕事を請け負うパターンです。このパターンならアイディアも必要ありませんしリスクは最小限に抑えられます。ただ、自分のやりたい仕事を自由にできるわけではないので、その点で少しデメリットがあります。どちらの働き方も一長一短で、多くの人は両方を組み合わせて使っています。半分を請負仕事にし、半分を自分自身で立ち上げた事業にするとバランスがよくなるかもしれません。